今期のインフェルノイドについて
0)初めに
初めてランキングデュエルに参加した今期ですが、良い成績が修められたので構築及び主な環境デッキと対面した時の思考について語っていこうと思います。
かなり読みにくい文章だと思いますが勘弁してください。
《実際のデッキ画像》
1.構築
1)インフェルノイドモンスターについて
《最上級》
インフェルノイド・ネヘモス
特殊召喚・効果モンスター
星10/炎属性/悪魔族/攻3000/守3000
このカードは通常召喚できない。
自分フィールドの全ての効果モンスターのレベル・ランクの合計が8以下の時、
自分の手札・墓地から「インフェルノイド」モンスター3体を
除外した場合のみ手札・墓地から特殊召喚できる。
(1):このカードが特殊召喚に成功した時に発動できる。
このカード以外のフィールドのモンスターを全て破壊する。
(2):1ターンに1度、魔法・罠カードの効果が発動した時、
自分フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。
その発動を無効にし除外する。
特殊召喚成功時のブラックホール、魔法・罠の効果発動時に自分モンスターをリリースすることでその発動を無効にして除外する効果を持ちます。
キルが見えない場合、1体で相手モンスターを散らしたうえで壁となれるので余裕がない場合に強いです。
また、最近はやぶ蛇の採用率が高いのでそれを通されると厳しい場合は出しておくと安心できます。
デカトロンのコピー先として優秀なほか、ティエラの融合素材に必須のため、2投です。
特殊召喚・効果モンスター
星9/炎属性/悪魔族/攻2900/守2900
このカードは通常召喚できない。
自分フィールドの全ての効果モンスターのレベル・ランクの合計が8以下の時、
自分の手札・墓地から「インフェルノイド」モンスター3体を
除外した場合のみ手札・墓地から特殊召喚できる。
(1):このカードが特殊召喚に成功した時に発動できる。
「煉獄」カード以外のフィールドの魔法・罠カードを全て破壊する。
(2):1ターンに1度、このカード以外のモンスターの効果が発動した時、
自分フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。
その発動を無効にし除外する。
特殊召喚成功時の大嵐、モンスター効果の発動時に自分モンスターをリリースすることでその発動を無効にして除外する効果を持ちます。
特殊召喚成功時の効果により、魔法・罠を中心とした【閃刀姫】や【オルターガイスト】に強く出ることができます。
また、デカトロンでコピーすることによって隣の芝刈り等の初動に当てられる灰流うららをケアすることができるため、現在のインフェルノイドの要とも言えるモンスターです。
こちらもティエラの必須素材であり、デカトロンのコピー先として優秀ですので2投となります。
《上級》
特殊召喚・効果モンスター
星8/炎属性/悪魔族/攻2800/守 0
このカードは通常召喚できない。
自分フィールドの全ての効果モンスターのレベル・ランクの合計が8以下の時、
自分の手札・墓地から「インフェルノイド」モンスター2体を
除外した場合のみ手札・墓地から特殊召喚できる。
(1):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊し墓地へ送った時に発動できる。
このカードはもう1度だけ続けて攻撃できる。
(2):1ターンに1度、自分フィールドのモンスター1体をリリースし、
相手の墓地のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを除外する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
主力となる上級インフェルノイドの中でも火力に秀でたモンスターです。
戦闘で破壊した後に墓地に送らなければならないため、トークンやペンデュラムモンスターには無力ですが、2800の2回攻撃は非常に強力です。
ただし、ヴァレルソード・ドラゴンの登場により適当な上級インフェルノイド1体を添えるだけで簡単に8000削りきることができるようになったので、昔に比べれば重要度は下がりました。
ヴァレルソードを使うにしても壁モンスターが存在する場合は有効なモンスターであり、2投となります。
インフェルノイド・ヴァエル
特殊召喚・効果モンスター
星7/炎属性/悪魔族/攻2600/守 0
このカードは通常召喚できない。
自分フィールドの全ての効果モンスターのレベル・ランクの合計が8以下の時、
自分の手札・墓地から「インフェルノイド」モンスター2体を
除外した場合のみ手札・墓地から特殊召喚できる。
(1):このカードが相手モンスターを攻撃したバトルフェイズ終了時に発動できる。
フィールドのカード1枚を選んで除外する。
(2):1ターンに1度、自分フィールドのモンスター1体をリリースし、
相手の墓地のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを除外する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
相手モンスターと戦闘を行ったバトルフェイズ終了時に発動と、条件は厳しいですが対象を取らない除外を行うことができるため、対象・破壊の両方に耐性を持つモンスターを除去することができます。また魔法・罠の場合は除外されたくないカードを使うか使わざるかを強いられるのでどのようなデッキにも幅広くプレッシャーをかけられる強力なモンスターです。
現在は2投ですが、3投でも問題はないと思います。
インフェルノイド・ベルフェゴル
特殊召喚・効果モンスター
星6/炎属性/悪魔族/攻2400/守 0
このカードは通常召喚できない。
自分フィールドの全ての効果モンスターのレベル・ランクの合計が8以下の時、
自分の手札・墓地から「インフェルノイド」モンスター2体を
除外した場合のみ手札・墓地から特殊召喚できる。
(1):このカードの攻撃宣言時に発動できる。
相手はエクストラデッキからモンスター1体を選んで除外する。
(2):1ターンに1度、自分フィールドのモンスター1体をリリースし、
相手の墓地のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを除外する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
煉獄の狂宴による特殊召喚を行う際、デカトロン2体と組み合わせることができる唯一のモンスターです。
打点はまぁまぁですが、固有効果で除外するカードを相手が選ぶので、影響力はあまりないと言ってよいでしょう。
狂宴でどうしてもデカトロン2体を呼びたい場合は2投も有りだとは思いますが、基本的には1投です。
インフェルノイド・アシュメダイ
特殊召喚・効果モンスター
星5/炎属性/悪魔族/攻2200/守 0
このカードは通常召喚できない。
自分フィールドの全ての効果モンスターのレベル・ランクの合計が8以下の時、
自分の手札・墓地から「インフェルノイド」モンスター2体を
除外した場合のみ手札・墓地から特殊召喚できる。
(1):このカードが相手モンスターへの攻撃で相手に戦闘ダメージを与えた時に発動できる。
相手の手札をランダムに1枚選んで墓地へ送る。
(2):1ターンに1度、自分フィールドのモンスター1体をリリースし、
相手の墓地のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを除外する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
相手モンスターとの戦闘でダメージを与えた場合、とヴァエル以上に発動条件が厳しいですが盤面と関係なく相手の戦力を削げるハンデス効果を持ちます。
ゆっくりとした試合展開になった場合、1投しておくと役に立ちますが、そのスロットをヴァエルに割くのも有りだと思います。
《下級》
インフェルノイド・アスタロス
特殊召喚・効果モンスター
星4/炎属性/悪魔族/攻1800/守 0
このカードは通常召喚できない。
自分フィールドの全ての効果モンスターのレベル・ランクの合計が8以下の時、
自分の手札・墓地から「インフェルノイド」モンスター1体を
除外した場合のみ手札から特殊召喚できる。
(1):1ターンに1度、フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。
(2):相手ターンに1度、自分フィールドのモンスター1体をリリースし、
相手の墓地のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを除外する。
1ターンに1度、魔法・罠カードを破壊することができるため、【オルターガイスト】や【閃刀姫】に対して強く出ることができるモンスターです。
特にただでさえ不利対面の【オルターガイスト】は、魔法族の里がそのまま詰みに繋がりますので必須と言えます。
下級インフェルノイドは手札からの特殊召喚しかできず、1ターン目で使うには引くかデカトロンでコピーするかしかないので3投です。
特殊召喚・効果モンスター
星3/炎属性/悪魔族/攻1600/守 0
このカードは通常召喚できない。
自分フィールドの全ての効果モンスターのレベル・ランクの合計が8以下の時、
自分の手札・墓地から「インフェルノイド」モンスター1体を
除外した場合のみ手札から特殊召喚できる。
(1):1ターンに1度、フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊する。
この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。
(2):相手ターンに1度、自分フィールドのモンスター1体をリリースし、
相手の墓地のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを除外する。
こちらはモンスターを破壊する効果を持ちますが、【サンダー・ドラゴン】に無力なほか、基本的にこちらが除去したいモンスターに対して相手は単純な効果破壊程度は対策しているので、信頼性は低いです。
狂宴でアスタロス、デカトロンと一緒に出してじわじわアドを取っていく時くらいにしか使わないので1投です。
特殊召喚・効果モンスター
星2/炎属性/悪魔族/攻 0/守2000
このカードは通常召喚できない。
自分フィールドの全ての効果モンスターのレベル・ランクの合計が8以下の時、
自分の手札・墓地から「インフェルノイド」モンスター1体を
除外した場合のみ手札から特殊召喚できる。
(1):1ターンに1度、相手フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを持ち主の手札に戻す。
(2):相手ターンに1度、自分フィールドのモンスター1体をリリースし、
相手の墓地のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを除外する。
1ターンに1度、表側表示のカードをバウンスすることができるインフェルノイドです。
ルキフグスで対応することのできない破壊耐性を持つモンスターの除去や、既に表になっている永続魔法・罠の影響を1ターンなくすことが可能です。
守備力も高いため、メタビート相手だとかなり心強いモンスターです。
デカトロンのコピー先としても優秀であり、2投となります。
インフェルノイド・シャイターン
特殊召喚・効果モンスター
星1/炎属性/悪魔族/攻 0/守 0
このカードは通常召喚できない。
自分フィールドの全ての効果モンスターのレベル・ランクの合計が8以下の時、
自分の手札・墓地から「インフェルノイド」モンスター1体を
除外した場合のみ手札から特殊召喚できる。
(1):1ターンに1度、フィールドにセットされたカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを持ち主のデッキに戻す。
この効果の発動に対して対象のカードを発動できない。
(2):相手ターンに1度、自分フィールドのモンスター1体をリリースし、
相手の墓地のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを除外する。
バウンス版のナイト・ショットを内蔵しているモンスターです(因みにモンスターに対して発動することもできます)。
仮想的はやぶ蛇程度で、ほとんどの状況でアスタロスの下位互換になってしまいます。
基本的に採用する必要はないでしょう。
インフェルノイド・デカトロン
チューナー・効果モンスター
星1/炎属性/悪魔族/攻 500/守 200
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「インフェルノイド・デカトロン」以外の
「インフェルノイド」モンスター1体を墓地へ送る。
このカードのレベルをそのモンスターのレベル分だけ上げ、
このカードはそのモンスターと同名カードとして扱い、同じ効果を得る。
通常召喚することが可能な唯一のインフェルノイドです。
召喚・特殊召喚成功時にデッキからインフェルノイドを墓地に送り、その能力をコピーします。
リリスをコピーして手札誘発モンスターを封じる、特殊召喚したい上級インフェルノイドを墓地に送る、下級をコピーして必要に応じた除去を行う、狂宴で2体特殊召喚してネヘモス・リリスをコピーして相手の行動を封じる、と挙げていけばキリがない程の利便性を誇ります。
チューナーのため、役目を終えた後はハリファイバーに変換すればよく、まったく無駄がありません。
文句なしの3投です。
レベルはコピーではなく加算なので、アドラメレクをコピーした場合は自身をリリースしなければ他のインフェルノイドが出せない点だけ気をつけましょう。
インフェルノイド・ティエラ
融合・効果モンスター
星11/炎属性/悪魔族/攻3400/守3600
「インフェルノイド・ネヘモス」+「インフェルノイド・リリス」+「インフェルノイド」モンスター1体以上
(1):このカードが融合召喚に成功した時に発動できる。
その融合素材としたモンスターの種類によって以下の効果を適用する。
- 3種類以上:お互いはそれぞれ自分のエクストラデッキからカードを3枚選んで墓地へ送る。
- 5種類以上:お互いのデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。
- 8種類以上:お互いはそれぞれ除外されている自分のカードを3枚まで選んで墓地へ戻す。
- 10種類以上:お互いの手札のカードを全て墓地へ送る。
非常に重い素材を指定しているインフェルノイド融合モンスターです。
その素材指定故、基本的に煉獄の虚夢によるデッキ融合専用となります。
3種類以上で融合した場合のエクストラデッキデスの効果により、旧神ヌトスなど墓地に送ることでアドバンテージを獲得することができ、それが主な用途となります。
5種類以上で融合することによってデッキトップを3枚墓地に送る効果を追加することができますが、PSYフレーム・ギアγを警戒した相手が虚夢ではなくこちらに灰流うららを使用する場合があるので、それが致命傷になる場合は4種類以下におさめましょう。
8種類以降は、実戦ではまず使うことのない効果なので気にする必要はないです。
融合召喚した時点で墓地にインフェルノイドが6体送られますが、ティエラが存在するとインフェルノイドを特殊召喚できるレベル制限を超過してしまいます。
先出ししたインフェルノイドや通常召喚可能なモンスターと併用してリンクモンスターに変換することが理想ですが、できない場合はヌトスの効果によって自分で破壊しましょう。(この際、ティエラを対象とするヌトスを最初に発動しないと、無効にされて結局ティエラが残される場合があるので気をつけましょう)
また、煉獄の消華でサーチした虚無で特殊召喚した場合は、消華の効果によって相手モンスターと共に除外することもできます。
安定した墓地肥やしとアドバンテージ稼ぎができるカードですが、投入は1枚になります。
2枚目以降が必要な時は1枚目でPSYフレーム・ロードΩを落としておいて一緒に戻せばよく、また自身の効果によって2枚のティエラを墓地に送ればそれだけで8000削りきることができるもののティエラの処理にヌトスを使わなければならないため相手の盤面に一切触れないほか、消華からの虚夢の場合は残存効果により不可能なため実用性がないです。
2)そのほかのモンスターについて
PSYフレーム・ドライバー
入れないでいいなら入れたくないモンスターです。PSYフレーム手札誘発を投入する場合は当然のことながら必須になります。
PSYフレーム・ギアγ
通常召喚不可能なため、名推理とモンスターゲートを採用しているインフェルノイドにも投入することができる手札誘発モンスターです。
初動をフィールドが空の状態で行うことの多いインフェルノイドと非常に相性の良いモンスターで、灰流うららによる致命的なダメージを防いだうえで、ハリファイバーへの切符となってくれます。
一応、相手の先攻1ターン目の妨害に使うこともできますが、その場合後のこのカードが腐りますので致命傷になる場合を除けばスルーするのも手です。(相手が展開を止められたくない場合、灰流うららをこのカードに使われるときがあります。そうしたケースではこのカードは手札に戻りますので気をつけましょう)
また、墓穴の指名者ともども屋敷わらしに無効化されますので、その点は頭に入れておいた方がよいです。
妖精伝姫-シラユキ
60インフェルノイドの要となるモンスターです。
下級モンスターの中ではかなり高い打点と、召喚・特殊召喚成功時に相手モンスターをセット状態にする効果を持ちます
7枚のコストを用意することができればフリーチェーンで1ターン中に何度でも効果を発動することができるため、自分のモンスターを同じくフリーチェーンでリリースできるインフェルノイドとの相性は抜群であり、攻守どちらの要素にも貢献できます。
現在はハリファイバーからジェット・シンクロンを特殊召喚して2体でサモン・ソーサレスをリンク召喚、その後ジェットを蘇生してサクリファイス・アニマにすればリクルートすることができます。(2018年10月以降はサモン・ソーサレスが禁止カードとなるため、不可能となります)
更に、ソーサレスとアニマを闇鋼龍ダークネスメタルにしてジェットを帰還し、シラユキと共にアクセル・シンクロンにすることでレベル8もしくは10のシンクロモンスター及びランク4のエクシーズモンスターを立てることができます。
また、自分で張った御前試合を解除することもできます。
グローアップ・バルブ
ハリファイバーと非常に相性の良いチューナーです。
説明は特に必要ないと思います。
ジェット・シンクロン
シラユキの項目で説明した通り、ハリからのソーサレス、ダークネスメタルで帰還してのアクセロンの召喚、そしてそのレベル調整コストと、様々な役目があります。
左腕の代償等で手札が1枚もないと当然のことながら展開が不可能になることは留意しましょう。
3)エクストラデッキのモンスターについて
インフェルノイド・ティエラ
説明済みです。
旧神ヌトス
ティエラの効果で墓地に送ることによってアドバンテージを稼ぐことができ、またティエラ自身を破壊して場を空けることができます。
できればフル投入が望ましいところですが、枠がないため2投です。
PSYフレーム・ロードΩ
ハリファイバーからのシラユキ展開、またはγとドライバーで出すことができるシンクロモンスターです。
除外されているカードを墓地に戻す効果を持っているので、インフェルノイドの召喚コストを補充することができ、ハンデス効果によって相手の行動を多少阻害することができます。
ティエラで直接墓地に送ることも有効で、既に見えている相手の墓地アドバンテージを削ることができるほか、虚夢を複数握っている場合にティエラを使いまわすことができます。
シューティングライザー・ドラゴン
主にハリファイバーに効果無効を投げられた場合の変身先です。
落としたターンに効果を使うことができないのは残念ですが、シラユキを確定で落とすことができます。
アクセル・シンクロン
ハリファイバーからの展開の終着点です。ダークネスメタルの効果により帰還したジェットはデッキに戻るため、レベル調整コストは問題なく支払うことができます。
状況に応じてシンクロとエクシーズを使い分けることができるので、利便性が高いです。
深淵に潜む者
展開系は出すだけで黙ります。
基本的にシラユキが噛んでいるため、インフェルノイドがいなくてもコストで自身をフィールドから離すことができ、効果無効を受けることもないです。
墓地で発動する効果を無効にするのではなく発動を封じるので、既に発動した墓地効果にチェーンしても意味はないです、壊獣のケアも考えてスタンバイフェイズに使いましょう。
ヴァレルソード・ドラゴン
入れない意味はないと思います。
上級インフェルノイドと一緒に立たせるだけでデュエルが終わります。
闇鋼龍ダークネスメタル
既に説明済みですがソーサレスとアニマで召喚し、アクセロンに繋ぎます。
一応、トロイメア・フェニックスとインフェルノイド2体という出し方もあるので、覚えておきましょう。
サモン・ソーサレス
シラユキを呼び出すことができる展開の要です。
ご臨終しました。
水晶機巧-ハリファイバー
チューナーが入っているデッキでは採用しない意味がないパワーカードです。
先手ならシラユキ展開、後手ならヴァレソになります。
インフェルノイドの場合、相手の誘発をここに当てさせることで墓地肥やし札を安全に通す、といった囮の役目も持ちます。(ハリファイバーを通しても墓地がなければシラユキも飾りになってしまいますので意味がないです)
トロイメア・フェニックス
魔法・罠カードを破壊できるリンクモンスターです。
インフェルノイドとは種族・属性が同じなので、御前や群雄割拠の影響は受けません。
裏に触れるカードをメインデッキ以外に持っておくのは重要だと思いますので1枚は入れておきたいカードです。
リンク・ディサイプル
イヴリースを投げつけられるだけで詰みかねないデッキなので保険のため投入しています。
勿論エクストラリンクまで行うデッキ相手では他のカードもないと対応不可能です。
リンクリボー
1体入れておくと便利なリンクモンスターです。インフェルノイドの場合、既に使用して墓地に存在することが条件となりますが、虚夢を2枚握っている際にヌトスをティエラに当てずとも連続で融合召喚を行うことができるようになります。(2枚目の虚夢の永続効果でティエラをレベル1とすることができるためこのカードの蘇生コストとなれる)
サクリファイス・アニマ
ソーサレスの対象にすることでシラユキを呼び出すことができるうえ、その後ダークネスメタルの素材となることができる恵まれた種族と属性を持ちます。
また、デカトロン、バルブ、ジェットをこのカードとすることで【オルターガイスト】の使用する魔法族の里を抜けることができます。(デカトロンの効果で処理することもできますが、そこにオルターガイスト・プロトコルを当てられると詰みますので直接アニマになることが推奨です)
3)魔法カードについて(墓地肥やし及び煉獄カード)
インフェルノイドの核となるカードです。
基本的に可能な限り投入します。
隣の芝刈り
60枚デッキが存在する所以のカードです。
シラユキまで考慮に入れると、虚夢以上に安定した墓地アドバンテージを稼ぐことができる最も扱いやすい墓地肥やしカードです。
通常召喚可能なモンスターが複数体墓地に落ちる場合もあるので、後の名推理、モンスターゲートの期待値を上げることもできます。
ただし、ほぼ確定でチューナーに触れる推理ゲートと違い、チューナーの供給を行うことができない場合もあります。
煉獄の虚夢
相手フィールド上にのみエクストラデッキから特殊召喚されているモンスターが存在する場合という条件付きですが、デッキから最大6体のインフェルノイドを融合素材として墓地に送ることができます。
墓地肥やしの質は一番高いですが、チューナーに触ることができない点と、その質故にシラユキのコストにして問題ないカードが増えない点がマイナスです。
煉獄の消華
煉獄カードをサーチする効果を持ちます。
状況によって虚夢と狂宴を使い分けることができますが、効果の適用後インフェルノイドモンスター以外を召喚・特殊召喚することができなくなりますので、柔軟性は低いです。(特にこのカードに当てられた手札誘発を無効にするためにγを使用した場合、リンク素材にするという処理ができないため、ドライバーが除外されやすくなってしまいます)
モンスターゲート
モンスターを確定でリクルートすることができますが、そもそも発動にモンスター1体のコストが必要です。
他の墓地肥やし魔法、通常召喚可能なモンスター、下級インフェルノイド等が手札にない場合、相応のダメージを負うことになりますので、最も無効にされないよう気をつけたいカードです。
名推理
コストが必要ないので気軽に使うことができるモンスターゲートです。
レベルは流石にほぼ当てられてしまいますが、デカトロンとドライバー以外は別に墓地に落ちても問題ないので影響は少ないです。
モンスターゲートともども墓地に送るカードの枚数が不安定なことは留意しておきましょう。
5)魔法カードについて(その他)
禁じられた聖杯
無限泡影のように先攻1ターン目に使うことはできませんが、それを除けば非常に柔軟な動きができるカードです。
手札から即座に発動できるため、相手のシステム系モンスターを後攻1ターン目に好きなタイミングで無力化できます。(無限泡影の場合、先撃ちが要求されるのでV.F.Dやハリファイバーからのアクセルシンクロなどのフリーチェーンで制圧を行うタイプに対応できません)
虚夢の発動条件を満たしている時は、そうした厄介なモンスターが立っている場合が多いので、除去をせずに無力化できるこのカードは非常に好相性です。
また、速攻魔法なので勿論セットすることで2ターン目以降の妨害を行うことができます。
レッド・リブートをすり抜けられるため、相手にとっては予想外の妨害となるでしょう。
また、自分のモンスターに対して使うことができるため、イヴリースを投げられたうえでエクストラリンクが完成させられた場合でも、特殊召喚封じを解除してヴァエル等で切り返すことができます。(トライゲート・ウィザードへの対処も必要になりますが)
墓穴の指名者
手札誘発モンスターを無力化できるカードです。
γの項でも説明した通り、墓地肥やしや狂宴にうららを投げられるだけで負けが見えるので、これを防げるカードはできる限り投入しておきたいです。
γと違い、フィールド上の状況に関係なく発動できますが、勿論ハリファイバーに繋ぐことはできません。
ハーピィの羽根帚
エクストラデッキへの依存度が低く虚夢が腐りがちなデッキは基本的にバックへの依存度が高いです。
そうしたデッキ相手に1枚で相手の計算を大きく狂わすことができるので非常に有用です。
【閃刀姫】や魔封じもしくは里を張れていない場合の【オルターガイスト】はこれを止めたい場合、基本的に神の宣告を使わざるを得ないです。
左腕の代償
非常に重いコストと制約を負うことになりますが、あらゆる魔法カードをサーチすることができます。
基本的にサーチするカードは安定した数の墓地を肥やすことができる芝刈りになります。
γや墓穴はコストの都合上使えず、通るかどうかは運になりますので、どうしようもない場合の最終手段という位置づけです。
こちらはバックが使えず手札もなくなるので、バックが厚く、継戦力の高いデッキ相手だとサーチした芝刈りが通っても攻めきれず返される場合があります。
魔法石の採掘
手札2枚を捨てることで墓地の魔法をサルベージできます。
うららによって無効にされた墓地肥やしの魔法を回収し、力技で貫通することが主な用途です。
重めのコストですが、上級インフェルノイドなど手札に抱えても意味のないカードは多いので、左腕ほど過敏になる必要はないです。
既に墓地肥やしが済んでいる場合は、落ちている魔法を状況に応じて使い分けることができます。
ワン・フォー・ワン
チューナーを即座に供給することができるカードです。
デカトロンを呼び出してリリスをコピーさせることで、以降のうららをケアすることができます。(もしくはこのカードに使わせることができます)
バルブを呼び出してハリファイバーにすることも勿論選択肢に入ります。
手札抹殺
手札の不要なカードをドローに変換できます。
先攻を取ったり渡されたりした場合、相手のデッキが何か看破することもできるため、展開プランを最適化することが可能です。
ただし、このカードを使った結果うららを引かれてしまったなんてことも有り得るのでそこは覚悟かケアをしましょう。
6)罠カードについて
煉獄の狂宴
先攻の場合、一番強いカードです。
煉獄カードをコストとして要求しますが、インフェルノイドを最大3体呼び出すことができます。
デカトロン2体とベルフェゴルという組み合わせが一般的で2体のデカトロンによってコピーしてネヘモス、リリスの効果で相手の動きを妨害していきます。
下級インフェルノイドを中心に呼び出すことで即座にアドバンテージを稼いでいくこともできます。
このカードが2枚セットされている場合1枚目のこのカードをコストに2枚目を発動できるので、覚えておきましょう。
拮抗勝負
後攻を中心に選択していく大きな理由の一つです。
手札から直接発動できるため、対処がかなり難しいカードで、かつ通ればそのままゲームエンド級の破壊力を持ちます。
メインからの投入はあまり想定されないので、一戦目で特に有効です。
御前試合
現在の環境において非常に広い範囲を対策することができる永続罠です。
そうした永続罠の中でも後出しが可能な点が非常に優秀で、通せばトロイメア盤面を崩すことができます。
こちらへの影響はそこまでないうえ、シラユキのコストにすることで任意のタイミングで解除することができます。
展開系以外でも【閃刀姫】、【オルターガイスト】、【サンダー・ドラゴン】などに強い影響を与えられる強力なカードですが、拮抗勝負との折り合いだけ悪いです。
光の護封霊剣
1000のライフをコストに攻撃を無効にする効果と、墓地から除外することでそのターン中の直接攻撃を封じる効果を持つ永続罠です。
コズミック・サイクロン等でゲームから除外されない限り、1ターンの安全を確保してくれるカードです。
墓地肥やしの過程で混ざっても強いですが、素引きしてもメリュシークの攻撃を防いだり、狂宴で呼び出したデカトロンを守ったりすることができるため腐ることは少ないです。
7)サイドデッキについて
トラップ・イーター
【オルターガイスト】対策の1枚。
スタンバイに開かれるプロトコルや魔封じを割りつつ、1900打点でオルターガイスト・マルチフェイカーの効果で出てきたオルターガイスト・シルキタスを処理できます。
フェイカーを再度保持したい場合はシルキタスの効果でバウンスされますが、その場合は以降の永続罠を牽制することができます。
通常召喚不可能なため推理ゲートを阻害することがないほか、チューナーでもあるためハリファイバーに繋ぐことができ、無駄がありません。
痛み分け
展開系のデッキをあまり見かけなかったため、現在は抜けていますが説明をしておいたほうがよいカードなので記載します。
まず自分がコストとしてモンスター1体をリリースした後、相手プレイヤーにモンスター1体のリリースを課すカードです。
プレイヤーにのみ効果を及ぼすカードですので、どんな耐性がついていても有効になります。
展開系のデッキへの対策カードで、イヴリースを返却すると同時に相手プレイヤーにトロイメア耐性の一部の消失、トライゲートの効果の使用、エクストラモンスターゾーンの解放などを迫ることができます。
どのような択が取られたとしても、イヴリースの影響下からの解放+相手の盤面への何かしらのマイナスを同時に行うことができるため、一手で相手の思惑を崩すことができるでしょう。
閃刀姫-ウィドウアンカー
4枚目以降の禁じられた聖杯となります。
コントロール奪取効果が付いた代わりに柔軟性は落ちました。
といってもコントロール奪取は非常に強力ですので、トントンと言ったところです。
深淵の宣告者
エクストラリンクや効果を受けないモンスターへの対策です。
トライゲートを撃たせることや、エクストラゾーンを空けることができます。
サイクロン
オーソドックスな魔法・罠破壊カードです。
虚夢が通じない相手には入れ替えていきます。
禁止令
先にうららを宣言しておくことで左腕を安全に通すことができます。
また、相手がスタンバイに罠を開いてこない場合、フェイカー宣言で思惑を崩すことができるほか、サーチによって手札に加わったため、存在は確認しているがどこにあるのか分からない伏せカードにも強いです。
レッド・リブート
言わずもがな【オルターガイスト】には効果抜群ですが、そのほかにサイドから投入される異次元グランドや【サンダー・ドラゴン】の闇のデッキ破壊ウィルスはサイクロン等では防げないのでこのカードに頼ることとなります。
ライフを削りきることが難しそうな場合はリリスで掃除しましょう。
タイフーン
魔法族の里を割ります、ほぼそれだけです。
【魔術師】相手には手札誘発となれますが、こちら目線だとスケールに当てて止まるかがイマイチ分からないため、エンドフェイズにスケールが片方しかない場合にそこを破壊することで時空のペンデュラムグラフを機能不全にする方が安全だと思います。
8)環境デッキとの戦い方
【トロイメア剛鬼(HERO)】
手札誘発や罠への対策に重きを置かない分、展開後の盤面はえげつないです。
耐性とトライゲートだけならともかくイヴリースが致命傷のため、基本的に一戦目では返すことはかなり難しいです。
回り始めたら制限時間や情報アドバンテージを考え、さっさとサレンダーするのも手です。
ひとまず二戦目で先手を取り1-1になった後が勝負ですので、気合で対策札を引きましょう。
いろいろと対策は講じていますが、やはり最悪の相性であることは否めないです。
【たんぽぽサンバ】
後手を意識した誘発多めの構築やメインからのリブートが特徴の展開系デッキです。
展開をコンパクトにまとめてスロットを他に割いている分、盤面はまだましです。
基本的に対策は【トロイメア剛鬼】と同じで、相性も同じく悪いですが、こちらの方がまだ御しやすい印象です。
【閃刀姫】
墓地の閃刀姫-レイを事前に除外できる、基本的にエクストラデッキから特殊召喚されたモンスターが常に存在するという2点が大きく、有利デッキと言って問題ないでしょう。
ただし、手札誘発の数が多いためうららに当てたγや墓穴をわらしで止められてしまう場合があります。
また、閃刀機関-マルチロールでの再利用を許し続けて対応がし切れなくなる、誘発によって弱められたこちらの展開に対してチューナー召喚からのハリファイバーヴァレルソードでワンショットなど負け筋は十分にあるので油断はできません。
【オルターガイスト】
魔法を封じる手段を複数持ち、またエクストラデッキに依存しない(使用したとしても出てくるのが魔法・罠を無効にする効果を持つオルターガイスト・ヘクスティア)ため虚夢を使うことができません。【閃刀姫】と同じく誘発に割いているスロットも多く、不利対面となります。
しかし対策さえしていけば何とかなるレベルではあるので、サイドデッキはこれを中心に対策しています。
展開速度自体は遅いので、こちらも焦らずにカードを切っていくことが重要です。
無理に動いても思わぬタイミングで止められる場合が多いので、一見ライフを削りきることができそうでも慎重なプレイを心がけます。
【サンダー・ドラゴン】
エクストラデッキからのモンスターを安定して出してきますので虚夢を使うことができます。雷神龍サンダー・ドラゴンの破壊効果はともかく、超雷龍サンダー・ドラゴンのサーチ封じはほぼ影響がないため有利だと言えます。
また、ベルゼブルの効果によって耐性も簡単に抜けてしまうので一戦目で確実に勝ち星をあげたい相手です。
二戦目以降は、闇のデッキ破壊ウィルスやマクロコスモス等の致命傷クラスの罠を多用してきます。
メインギミックとは関係ない部分なので辛いですが、リブートは入れておきましょう。
【魔術師】
盤面に触れる妨害が多いデッキです。
そのため発動条件は満たしやすいものの、虚夢は通りにくいです。
一方で芝刈り推理ゲートを止める手段はあまり持たないほか、こちらはスケールを崩しやすいので有利にゲームを進めていくことができます。
【オルターガイスト】に比べれば少ないですが、サイドから里が投入される場合があるのでそこには気をつけましょう。
スターヴヴェノムのコピー元を断つことができることも優位に立てる理由の一つです。
9)終わりに
ここまで読んでくださりありがとうございます。
読みにくい文章で本当にすみません。
新制限適用の大会結果を見る限り来期はひとまず、ダメージが一番少なかった【オルターガイスト】よりも【閃刀姫】が目立っているようです。
自分の【インフェルノイド】はサモン・ソーサレス禁止によりプランを変えざるを得ないですが、まだまだ戦えるので新しい戦い方を模索していこうと思います。
展開系のデッキが少なくなりそうなのは追い風だと思いますが、【オルターガイスト】がほぼ無傷なことが非常に辛いです。
サベージ・ストライクやLVP2で相性のよいカードや優秀な新規がもらえれば、と願っています。